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二つの愛の夢

コルダでもクラシックでもなく、夢の話です。しかも一度に2本立て(汗)


続き

まずひとつめ。

イギリスっぽい国のある貴族の跡継ぎに、孤児の少女が迎えられた。彼女の両親のどちらがその貴族の血筋のようだ。
彼女の存在が気に入らないのは、その貴族のライバルに当たる男。色々嫌がらせをするのだが、少女はへこたれない。「子どもだから」と最初は馬鹿にしていたが、そのうち対等に喧嘩するほどの仲(?)になり、親子ほど離れている少女にいつしか男は恋情を抱くようになる。
このまま彼女のライバルとなり、家を没落させてしまおうか。
それとも後ろ盾のない彼女の後見人を務めて、反映させた家ごと彼女を手に入れようか。
果たして男は後者を選び、美しく成長した彼女もそれを受け入れた。
ハーレクインロマンス風味なハッピーエンドですね。


そしてふたつめ。

今度はチベットのような東洋の国の話。
幼い頃から大人の傀儡となって生きている少年王と、『生神』として崇められている少女が登場人物。
王として窮屈で孤独で過ごしている少年の苦悩をずっと眺めていた少女はある決意をした。
願いが叶い、少女が王として権力を握ることになった日、少年は自分から王位を奪った彼女を散々罵る。
少女の願いは、少年から王位の束縛を取り去り、解放して救うこと。
そんな思いなど知ることもない少年からの罵りを、少女は黙って無表情に受け止めていた。
『生神』のイメージは山田ミネコの最終戦争シリーズでした。