パッケージの煽り文句は「ファンタジー×SF×ミステリー×猟奇×ロマンス」
その通りRPG風なジョブあり理系な話あり謎解きあり血みどろあり(……)ロマンスもありなゲームでした。
殺伐としたイメージがありそうですが、そんなシリアスを吹き飛ばすような笑いも時々ありました。そういうところが本当に好きです。途中止まらない涙で出てしまった水分はダージリンで補う!つまり塩味の紅茶(止めなさい)
好きなキャラからクリアするという乙女ゲームとは違い、読み進めていく順番は決まっているのでさほど行き詰まることはない設定でした。個別EDはありますが、それぞれ彼ららしい未来が良かったです。
祖父の遺言でハイツの管理人に指名されたヒロインが出会う人たちとの交流。そこで突然起きた悲劇。
どんなにあがいても消えることのない痛みを抱えつつ話は進んでいって、やがて自分がここへ来ることになった真相に辿りついていく……という感じで最後の最後まで読むと事の発端がわかる仕組みでした。
ところどころ流れるスカボローフェアで泣くわ泣くわなプレイヤー。
とかいいつつ最初はバッドEDなのが(笑)
よっちが良い子でね~癒しでした。弄られキャラでしたが。設定が設定だけに終盤切なくて涙が滲みました。
リュートは中盤がすごい展開だったのではらはらで進めておりました。いやー、クライマックスがすごく格好良かったー。
アラトネ先生は意地悪な中に時々とびきり優しい表情を出すのが反則。で、本当は何歳(汗)
最後に観られるルートもアラトネ先生大活躍で、リュートの出番が完全になくなっていたのには爆笑でした。感動シーンですけどね!
アリスハルトとクインスの関係も良かったなあ。途中で見られる彼らの出会いの頃の話はじわじわきました。
あと女性キャラも良し!
結構戦闘シーンが派手で楽しかったです。サブキャラも良い味でした。駐在さんも良かった!スチルでは彼との背中合わせなシーンが一番好き(他キャラとのラブシーンよりも!)